ディスる

ちょっと前から「ディスる」が流行語になってるとか。

変な流行ですね。

元々は「ディスリスペクト」=相手を揶揄する曲を出し合って競うこと。

昔からあるヒップホップの文化です。


日本語ラップでも作りこまれたディス曲がたくさんあります。




ポイントは、おもしろいものであること。
エンターテインメントであること。

それが達成されないとき、ディスはただの誹謗中傷に成り下がります。


最近、芸能人が震災に関する発言をして一般人から中傷される事が多いです。

被災地で野菜を買った芸人がバッシングされる。
被災地のがれきを受け入れる発言をした芸人がバッシングされる。

ツイッターをはじめとしたネット上のコミュニケーションでは、端的に表現することが求められます。
ネット上で誰かを揶揄する時、そこには議論と呼べるほどの論理的な展開は必要とされず、いかに短く、攻撃的な言葉を発せられるかが全てになっているようです。

言葉の意味や重みよりも、響きの鋭さ、切れ味のみが優先されるようなやりとり。
相手を傷つけるためだけに匿名で放り出された言葉がネット上に数え切れないほど転がっています。
嫌な世界です。


今回、がれき受け入れを支持した芸人の経営する焼肉屋が槍玉にあげられ、中傷されているらしいです。
汚いやり方だと思います。

ヒップホップにおいては、相手の音楽性を批判することがディスです。
音楽に関係のない、個人の家族や友人を引き合いに出して傷つけるのは幼稚で下劣なやり方で、そこにはエンターテインメントのかけらもありません。ただ聴き手を不快にさせるだけです。

どうせならネットの世界でも、エンターテインメントを感じさせるディスが増えてほしいものです。

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