魁!パンチライン 其の一

ラッパーたる者、常に言葉に敏感であれ。

と個人的に思っています。

世の中に溢れる様々な曲(曲じゃなくてもいいけど)の中で、耳に残る言葉をストックして、分析して、自らの言葉を作る手助けとしていけたら。


というわけで僕が聴いてきた(今でも聴いている)素晴らしき曲の中から、特に思い入れのあるもの、ものすごい破壊力のあるものを選りすぐって掲載します。



第一回目。


オジロザウルス。

僕は、この人の書くリリックが好きです。

どこが好きかというと、天然ぽいところです。



計算しつくされて練り上げられた言葉というよりは、パッ!と思ったことをワッ!と出しちゃったような感じがします。

言葉選びも独特です。

「電気ビリビリ」とか、普通の人なら曲のサビに使わないと思うんですよ。

「ここからそこ」とか抽象的すぎる表現も。

でもそういう言葉を平気で使えちゃうあたりに、グッときます。


言葉足らず、と思われる向きもあるかもしれませんが、僕はそのちょっと足りないぐらいの表現に、豊かな行間を感じます。


今回は、僕がオジロザウルスの曲の中で、いや、数ある日本語ラップの中でも相当好きな曲を一つ挙げます。


Rollin 045 / OZROSAURUS



045はヨコハマの市外局番。

ヨコハマの情景を、美しくもバンギンなトラックにのせてOZROSAURUS独特の語感で切り取ったクラシックです。

聴き終わったあと何だか切ない気分になる、不思議な名曲。


曲の素晴らしさはとてもここじゃ語りきれないので早速パンチラインについて。

まずこれです。↓

ベイブリッジは海と平行


「平行」って言葉をね、曲の中で使うことってあまりないと思うんですよ。

全然パンチがないというか。

だって昔算数の授業で習って以来、そんな言葉忘れてますから。

日常の中ですら使わない、超地味な言葉ですよ。

歌詞カード見ないで聴いてたとき、「ん?何?」って思いました。


で、歌詞カード見たときに「ああ平行か~、ん~。」って。

妙に納得するんですよ。

ベイブリッジが海の上を真っ直ぐ伸びてる様子が目に浮かびましたもん。

多分普通の人なら、「平行」なんて言葉を使わずに、別のもっとかっこつけた言葉に置き換えようとすると思うんです。そこを敢えて見たまんま言っちゃう。で、逆にインパクトが出る。


それから、今回一番グッときたのはこれです。↓


今日も入る穴に飢え


これは、破壊力バツグン!まさにパンチライン。

ちなみに前後のリリックはこうです。↓


Rude Boy達の溜まる群れ
今日も入る穴に飢え
朝が来るまで荒くれ


Rude Boyが「穴」を求めて夜通し徘徊してる様子が目に浮かびます。

「穴」っていう粗暴で直接的な表現がたまらなくRudeでサイコーです。



いや~、今日も勉強になりました。

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