pain

"pain"を英和辞書で引くとこんな風に訳されています。  

→【不可算名詞】 (肉体的)苦痛,痛み


しかしフランス語では、painが"パン"を指します。

「パンは苦痛であり、痛みである。」

面白い偶然です。    

ただ、これはあながち間違いではありません。
パン学校に通っている頃、こんな言葉を聞きました。
「パンは天使からの贈り物だが、パン作りは悪魔の課したものだ」

確かにパン作りはとにかく時間がかかるし、前にも書いた通り劣悪な労働環境の職場もあって、大変なものなのだとは思います。
でも、やっぱり愛情込めて作らないと食べる側としては美味しく頂けないでしょう。

これから働き始めるにあたって、そのことだけは忘れないようにしようと思います。

先日、母親の誕生祝いに作った焼き菓子です。
強力な助手に手伝ってもらいつつ作りました。

画像


パン職人を志す放蕩息子を、理解に苦しみながらも見守ってくれる母。
面と向かっては言わないですが、本当に感謝しています。

この記事へのコメント

2012年01月27日 00:48
美味しそうなパンケーキですね。放蕩息子では無いでしょう。
出世は今のところしてないけど親孝行な、お人ですよ。

でもそういえば私も、大学中退して、何年もブラブラしてから鍼灸師になったので、私こそprodigal daughterかもしれない。ヘルパーだと言ってはりきって、父の介護したけど、何処で感染したのか、院内感染のMRSAで、死なせてしまったトラウマがいつまでも消えません。
2012年01月27日 09:24
「師」とつく職業は、たいてい手に職が必要なものばかり。きっと大変な修行を積まれたのだと思います。
そのような技能をもってしても、目に見えないものに抗うことは難しい。それが生きものであれば、なおさら難しい。パン作りも目に見えない生きもの(酵母や酵素)とのやりとりです。見えないがゆえに、コントロールも難しい。全てをコントロールできる、という思いをまず改めて、最善を尽くした後はただ祈るだけ。人にできることはそれぐらいです。

この記事へのトラックバック