日体大茶道部

久々に家で聴きたいヒップホップを見つけました。

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日本語のラップが普通にチャートインするようになった今、ハードコア一辺倒だった90年代初頭のシーンからは考えられないほど、現状の日本語ラップシーンは細分化されています。

このCDは、店頭で「文系B-BOY」というポップで紹介されていたブツです。
一般的にヒップホップは体育会系のもの(フィジカルなもの)だと認識されてるようですが、こういう突然変異も出回ります。日体大に進学しながらも茶道部で活動する、そんな感じです。
10年前はレアケースでしたが、今じゃ普通に出回ってます。


歌詞カードには自筆の小さな字で綴られたリリックがパンパンにつまっていて、そのメッセージ量の膨大さが確かに文系っぽさをにおわせます。そこには例えばスチャダラパー周りのアーティストが持つ軽妙さ・お洒落さとはまた違う、もう少し泥臭い何かが感じられます。

仲間への感謝、音楽への思い、自らの生き方など、扱われるトピックはスタンダードなものばかりだけど、明らかに他と違うのはリリックの説得力です。固有名詞を連発すると内輪話になりがちで、部外者は置いてきぼりになりがちだけど、そうならないように上手くまとめている。具体的な言葉は聴き手に鮮やかなイメージを喚起させることができる。ストーリーテリングが巧みです。

今の自分の気持ちとか立場を代弁してくれるような曲に出会える(作れる)と嬉しくなるものです。
そういう意味で11曲目の「なら、こう生きよう」がツボでした。気の利いた言い回しがあるわけじゃなくて、割とストレートな歌だけど、何か響きました。


あともう一曲。



何気ない日常を、いいなぁと思わせる・そんな曲です。

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